2011年7月10日日曜日

夏の古墳


私が県内の古墳めぐりをはじめたころの出来事です。土浦でも古いと考えられている、王塚、后塚古墳を観察するべく、7月の朝から暑い日、お寺のある所から古墳に向かえばよかったのでしょうが、そこは何も知らないというのは時には怖いものがありません。その時の私は、半そでのポロシャツと帽子(藪に入る場合頭部を保護するため私の必需品です)という装備で、畑と藪がある方向から進入し作業をされていたご夫婦に挨拶をして、藪を越えて后塚古墳の前まではそれなりに写真を撮り、脆弱な畑の土を踏み越えて王塚古墳に近づくと、そこには羽音も聞こえそうな吸血昆虫の群集が待ち構えていました。木の枝を拾いめちゃくちゃに振り回し、前方部から墳丘にのぼり写真を撮り、藪を抜け出してくると心拍数は上がり、呼吸は荒く熱中症のような状態でした。近くにコンビニがあるのを思い出し、店内に駆け込んでペットボトルのお茶を買い一気飲みにして一息つくと、両の手首から腕にかけて数箇所大きく腫れあがり、上半身蜘蛛の巣だらけの状態に気がつきました。数時間後腕の腫れは目立たなくなリましたが、不思議と痛くも痒くもなく無気味な感じがしました。教訓。藪に埋もれる古墳は夏に訪れるものではない。スズメバチも注意ですが、蝮注意と表示してある古墳もあります。

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