宮城県名取市にある「雷神山古墳」墳丘長168mの東北屈指の前方後円墳。この古墳の後、名取平野に築かれる前方後円墳は賽の窪古墳群の中にある、5世紀中頃の築造とされる全長90mの名取大塚山古墳になりますが、その後はめぼしい古墳は見当たらないようです。そのあたりのことなどは、仙台平野に築かれている全長110mの前方後円墳「遠見塚古墳」の存在を含めて考えると、4世紀後半から5世紀にかけての東日本の動向の一端が見えてくるのかもしれません。なお、雷神山古墳からは穏やかに見える周辺の景色も、震災においては大きな被害を受けたことはテレビで見ましたが、復興はまだ道半ばの所もあるとお聞きしました。
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