2019年6月21日金曜日

長方墳? 輪台古墳 S




北茨城市中郷町小野矢指にあり、長方墳の可能性がある「輪台古墳 S」。 この古墳は単独墳ではなく4基からなる古墳群となっていて以前にも紹介したことがあり、その一番南側にあるのが今回取り上げる古墳となるが、仮称として古墳名に「S」の字を付記しておく。 行政区としては高萩市と北茨城市のちょうど境目になる丘陵上にあり、古墳の北側を現在使われていない小道が海岸線に向かって通っている。古墳の規模としては、長軸約28m、短軸約16mほど。 この地は茨城県遺跡地図には「輪台古墳群」と「輪台遺跡 包蔵地」としてあり、周辺を観察すれば中世か近世かは不明だが、小道を含めて人の手が入っているのが見て取れる。最後に、これについて興味を持たれた方のためにこの地点のGPSデータを提示する。 N36°45′04.8″  E140°43′29.7″

常陸太田市の「磯部古墳」と「輪台古墳 S」とを長方墳の可能性があるとして取り上げた。これらが、私の素人目線から見て中世の城郭跡の一部、あるいは人手が入った古墳以外の造作なのかとの疑念も持っているが、ポジティブにとらえて古墳であろうとした。今後の確認調査が必要なのは言うまでもない。

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