2025年5月14日水曜日

低所にある古墳 4 蘆間山古墳



 筑西市 旧下館の徳持にある、蘆間山古墳。

小貝川に架かる橋から撮った画像です。 右側の茂みが蘆間山古墳で、左側には、皆さんご存じの筑波山です。 このような位置関係です。

陰影起伏図を見てみると、小貝川と五行川との合流点近くにある、前方部が不鮮明ですが、蘆間山古墳の状況がよくわかります。  初めてこの古墳を見に来た時、小貝川のすぐそばに築かれていたので、少々驚いた記憶があります。 それだけ、河川とその合流点が重要な意味を持っていたのでしょう。 そして、この一基だけがぽつんと、この地に出現したことは、まさに、象徴的な出来事だったのではないでしょうか。

その後、南東方向1.5kmほどの所にある馬の背状地に、台畑古墳と灯火山古墳とが出現して、順調に地域開発が進行していったんでしょうね。  おそらく。

低所に築かれた星神社古墳と蘆間山古墳は、そのことだけで、相通ずるものがあるのかどうか、今後埴輪などの検討も加えて、研究が進展することを期待したいです。

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