木橋から上流へ、県道61号線に架かる永代橋。 この橋は、日立から瓜連・笠間方面へ行くときに利用する橋であるとともに、この地に来るため頻繁に通っています。
2段目画像は、上流方面。 下段画像は、私には当たり前の眺め、小島町の茂みと星神社古墳と中野の丘陵です。
2段目画像は、上流方面。 下段画像は、私には当たり前の眺め、小島町の茂みと星神社古墳と中野の丘陵です。
対岸に渡って周囲を観察してみました。 この角度から(4段目画像)島の丘陵を見るのは初めてです。 また、この地点からは(下段画像)小島町の集落と木々に遮られて、星神社古墳は見えませんね。
さらに進むと、初めて見る木橋が見えてきました。
この橋は、幾度となく当たり前のように通っている橋です。 藤田町から島町のこの付近はとても眺望の良い地点で、冬は冷たい北風が通り抜ける場所でもあります。
2段目画像は島の独立丘陵で、高山塚古墳の高まりが良く分かります。 3段目画像は、日立の峰々から久慈川の河口部付近が見えています。 下段画像は上流方面です。
2段目画像は、常陸太田市のハザードマップです。
山田川は梵天山古墳がある島町の丘陵付近で、随分と暴れているんですね。
ハザードマップを見てみると、久慈川流域の増水時には、広域に被害をもたらす可能性が高いことが分かります。 2019年の災害の時には、久慈川と浅川とにはさまれた新地町、花房町付近に大きな被害がありましたが、山田川流域には大きな被害はなかったようです。
そして、梵天山古墳群がある島の独立丘陵と、小島町の集落がある地点と、星神社がある地点は、安全な場所であるということが良く分かります。
画像2段目が合流地点です。そこから上流へ380mほどの所に東橋があります。
橋の近くには枕石寺があり、北東方向380mほどの所には河合神社があります。
川の水量は浅川より多いし、川幅も広いですね。
ここから上流に向かって進んで行きます。
これを、愛好家とかアマチュアの活動などと評価していいものなのか。 歴史学において、プロとアマチュアとの境界線がどこにあるのか、時に考えることがあります。
私の知人のイガレンジャー氏は、中世城郭跡の探査を、趣味と使命?ととらえているのか、そのエネルギーはプロと称する研究者も太刀打ちできない領域にあると思っています。
そういえば、相沢忠洋さんもアマチュアの領域者でしたよね。
この道路は棚倉街道とも称されていて、この橋の地点付近には舟渡の地名が残っているようです。 そして、この地点から300mほど上流に、久慈川と山田川との合流地点があります。
前回、浅川をたどってその周辺を見渡す試みを行いましたが、生活に密着している橋の数の多さや、視点が変わっての周囲の有様の見え方がとても面白く感じました。
それを、山田川でもやってみようと思い、この橋から出発してみたいと思います。
担当のT氏の斬新なセンスが光る土器や埴輪の展示方法や、画像3段目のように、まだまだ[当たり前になっていないこと]へのアピールも心強かったです。
そして、地元の方に教えていただいた食事処で、うまい海鮮丼を食してきました。