前項の続きで、帰りは県道62号線を通ったので、大里にある「北宿古墳」を観察。
大里の来迎院、通称阿弥陀堂のすぐそばにあり、2011年の大震災後に認識された古墳ですが、付近には住宅も有り、納豆工場も有りと言う立地で、よくもまあ保存されていたなと思うばかりです。 しかも、石室の石材が見えていて、何とかしたいと思いますよね。
上段画像は、左側に楼門とその右側の藪が古墳です。 下段画像が前方部です。
今回の研究発表では、「常陸大宮市小野天神前遺跡の再発掘と再検討」に注目していましたが、近々中台遺跡の報告書も出るそうで楽しみです。
そして、古墳時代の資料も入手しました。
草が元気よく伸びてきていました。 画像下段のトレンチがあった地点では、底部穿孔土器が複数出土し、トレンチ脇にもまだありそうな状況でした。 地表から20cmほど下での出土で、有段口縁ではありませんでしたが、古墳との関連は有るのか無いのか。
全長45mほどで東西主軸の後期古墳。一部藪が伐採されていました。 小さいですが、忘れてはいけない古墳だと思います。