2024年10月22日火曜日

集中曝涼 天神林町集落センター





常陸太田市文化財公開集中曝涼展協賛参加ということで、天神林町にある集落センターにおいても、お宝が展示されていました。

船瀬足尼にまつわる遺物が展示されているということで、お邪魔してみましたが、他にも大掾氏関連のモノなど興味深い品々がありました。
 

2024年10月20日日曜日

集中曝涼 中野冨士山古墳



昨日、中野冨士山古墳の集中曝涼へ参加してきました。 今年も、古墳保存会会長の塙さんからのご招待をいただいています。 午前中の人出が少ないなと思っていたら、気温が上がってきた午後からは、沢山の方においでいただきました。 そして、今回お手伝いの学生さんから富士講について教えていただき、私の思い込みが間違っていることが分かりました。後円部にある天明四年銘の祠と、富士講とには関係性がないようです。  ありがとう!


開場前の星神社古墳担当のスタッフの皆さんの朝礼風景です。 ご苦労様です。
 

2024年10月10日木曜日

秋の文化財公開展



常陸太田市にある梅津会館で、秋の文化財公開展「若宮八幡宮の宝物」が開催されています。 一部を紹介すると、熾仁親王筆の御神号や、新羅三郎義光が所持していたとされる軍扇などのお宝が展示されていましたが、残念ながら撮影禁止でした。

常設展示には、水戸徳川時代にまつわる文化財も展示されていました。
 

2024年10月9日水曜日

雨の日の梵天山古墳




雨の日に訪れるのは本当に久しぶりの「梵天山古墳」。

来月から始まる予定のための、ご挨拶です。

以前、トレンチを入れた場所には蕎麦の花が満開。
 

2024年10月6日日曜日

すぐ東は太平洋





JR日立駅の近く、幸町にあるホテルのビルの敷地にある「伊謝波神社」。  ビルの狭間という立地で、今まで存在に気が付きませんでした。 立花家の氏神様なのでしょうか、ビルの裏の太平洋の方向を向いて建立されています。 当然それを意識しているのでしょうね。



そして、東側には常磐線の線路があり、それを越していくと、目の前には太平洋が広がっています。 高名な建築家が設計したガラス張りの駅舎も、太平洋側に張り出しています。
 

2024年10月3日木曜日

今年も集中曝涼


 今年も恒例の、常陸太田市で「集中曝涼」が開催されます。

10月19日(土)~20日(日)の日程で、11月には常陸大宮市でも開催されます。

2024年10月2日水曜日

稲刈りがすんだ星神社古墳


 周辺のほとんどで稲刈りが終わっている「星神社古墳」。 台風の影響を受けなくてよかったよかった❣  不可解なコメ不足も解消されるでしょう。

そして、担当者のY氏より今後のスケジュールが示されました。 いよいよ梵天山からです。

ただ、重要な問題が。 怠けていたせいで私の体が使いものになるのかが心配です。

2024年9月23日月曜日

訃報


      今朝の新聞で知りました。 考古学研究者「松木武彦」さんの訃報。

             驚きました。 まだまだ若いのに。

2015年でしたか、大洗町のT氏からの御誘いで、酒席を共にしたことがありました。   その時彼は酒が苦手なんだなとの印象を受けて、私と違って健康的なイメージがありましたが、残念です。           ご冥福をお祈りいたします。

2024年9月16日月曜日

小島町 熊野神社




常陸太田市小島町のはずれの山田川右岸 堤防沿いにある「熊野神社」。

この神社は竹越の集落を目指していくとたどり着けないみたいで、山田川に架かる橋の堤防から訪れました。 この部落の方達のための神社なのだろうと思います。 明治三十八年測図地図には鳥居マークが示されているので、それなりの社殿が有ったのかもしれません。 古そうな祠がありますが、由緒は不明です。
 

2024年9月11日水曜日

藤田町 別雷神社





常陸太田市藤田町の県道61号線沿い、人気の蕎麦屋さんの近くにある「別雷神社」

この神社へは以前にも訪れていて、立地もそうですが、丸に二重葵の神紋が珍しいなと思っていました。 便利なインターネットで調べてみると、葵の紋はもともと京都の加茂別雷神社、加茂御祖神社の神紋だそうで、なるほどと納得しました。 では、県内にあるほかの別雷神社の神紋はどうかと調べてみると、同じ丸に二重葵の神社は見当たりません。

他にはと範囲を広げてみると、島根県壱岐の島にある加茂那備神社が似ている神紋でした。まあ、常陸太田と関係性があるとは思えませんが、以外と珍しい紋なのかもしれません。

余談ですが、この藤田町にある別雷神社の立地は、天神林町の台地と山田川との間にあり、北西方向の田んぼの向こうには赤城神社がある大里の台地が見え。 南東方向は河合町の向こうまで田んぼが続いており、見晴らしがとても良い立地です。 と言うことは、冬には大里の台地の向こうに見える、雪をかぶった那須連山方面からとても冷たい風が吹いてきます。

夏はとても暑い常陸太田! 冬はさらに寒い常陸太田! の環境と、生産者さんたちの思いが込められた別雷神の存在が、おいしいお米になっているのでしょう❣
 

2024年9月8日日曜日

藪の中にある歴史



ふたつの台風の影響もなく元気に色付いてきた田んぼ。 一部では稲刈りが終わっていたところもありました。 今回は、古墳ではなく藪の中にある歴史を取り上げてみましょう。・

星神社古墳は、皆さんご存じのように、光圀より鴨志田家が拝領した古墳ですが、同じ光圀時代に鴨志田家は水戸藩郷士として取り立てられています。そして代々鴨志田又左衛門を名乗っていました。 その又左衛門のひとり、又左衛門直升は天保年間より万延二年74歳で亡くなる晩年まで、兵学・松田新流砲術の師範として、異国船出没における海防のための軍事訓練を、水戸藩各所において鉄砲の指導を行っています。 さらに自宅にもある矢場(射撃場)でも指導を行っていたということです。 それが、星神社古墳の目の前、今では藪になっていますが、南北約100mほどの敷地がその地点だったようです。 いつの日か調査がされる時があれば鉛玉が出土すると思います。 今のこの地は静かな田園風景ですが、当時の小島村と中野村には銃声がとどろくときがあったのでしょう。


                                         これらは、過去に鴨志田家御当主にお会いした時に、一部伺ったことでもありますが、鴨志田昌夫氏の遺した著書「古文書を聴く」も参考にさせていただきました。
 

2024年8月31日土曜日

読・読・読・・・


 モントリオール滞在中に数回利用したコインランドリー。 料金は安いけど店のなかは汚いし、機械も故障しているのがあったりして、やる気があるようにはみえない!


〇「スロヴァキアを知るための64章」  長與 進、 神原 ゆう子編著  明石書店

〇「年輪で読む世界史」      バレリー・トロエ著  佐野 弘好訳  築地書館

〇「青の民俗学」地名と葬制        筒井 功著        河出書房新社

〇「中世常陸の土豪と農民」       志田 諄一著          筑波書林

〇「日本の地名」            谷川 健一著          岩波新書

〇「日本の地名」60の謎の地名を追って  筒井 功著        河出書房新社

〇「続 日本の地名」動物地名をたずねて 谷川 健一著          岩波新書

〇「トッド人類史入門」西洋の没落   エマニュエル・トッド、片山 杜秀、佐勝 優                                             

                                    文春新書

〇「古代出雲を歩く」          平野 芳英著          岩波新書

〇「日本の分水嶺をゆく」本州縦断二七九七キロ

                    細川 舜司著           新樹社

〇「役に立たない科学が役に立つ」エイブラハム・フレクスナー、ロベルト・ダイクラーフ

         初田 哲男監訳 、野中 香方子、西村 美佐子訳  東京大学出版会

〇「ポーランドを知るための55章」   渡辺 克義編著          明石書店

〇「日本史を暴く」戦国の怪物から幕末の闇まで   磯田 道史著      中公新書

〇「戦争と経済」舞台裏から読み解く戦いの歴史

                      小野 圭司著    日本経済新聞社出版

〇「中山備前守信吉」附家老の果たした役割   茨城大学准教授    磯田 道史先生

                            高萩市教育委員会生涯学習課

〇「インド外交の流儀」先行き不透明な世界に向けた戦略

             S・ジャイシャンカル著   笠井 亮平訳     白水社

〇シリーズ地域の古代日本「筑紫と南海」

             吉村 武彦、 川尻 秋生、 松木 武彦編    角川選書

〇「追憶のドイツ」 ナチス・空襲・日本人技師   佐貫 亦男著       酣燈社

〇「玉ねぎの皮をむきながら」    ギュンター・グラス著  依岡 隆見訳  集英社

〇「戦争の起源」 石器時代からアレクサンドロスにいたる戦争の古代史

        アーサー・フェリル著  鈴木 主税、 石原 正毅訳  河出書房新社

〇「大学教授こそこそ日記」            多井 学著    三五館シンシャ

〇「75歳交通誘導員」                柏 耕一著   河出書房新社

〇「佐貫 亦男のアルプへの五十年」          佐貫 亦男著   山と渓谷社

〇「進化を超える進化」     ガイア・ヴァインス著  野中 香方子訳  文藝春秋

〇「心も体も!さびないジジイは今日も行く」

                          石井 勝利著   明日香出版社

〇「飛行機のスタイリング」          佐貫 亦男著  グリーンアロー出版社

〇「世界の美しい甲冑解剖図鑑」

         ドナルド・J・ラロッカ著  瀧下 哉代訳  (株)エクスナレッジ

〇「日本語の考古学」                  今野 真二著   岩波新書

〇「出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記」    宮崎 伸治著  三語館シンシャ

〇「チェコを知るための60章」      薩摩 秀登、 阿部 賢一編著  明石書店

〇「JAPANESE AIR POWER」米国戦略爆撃調査団報告  日本空軍の興亡

                       大谷内 一夫訳・編   (株)光人社

〇「日本語と漢字」正書法がないことばの歴史       今野 真二著   岩波新書

〇「レンズが撮らえた幕末維新の志士たち」       小沢 健志監修  山川出版社

〇「平将門の乱と蝦夷戦争」               内山 俊見著   高志書院

〇カメラが撮らえた幕末三〇〇藩「藩主とお姫様」   新人物往来社編  新人物往来社

〇「古墳と埴輪」                    和田 晴吾著   岩波新書

〇「異国人たちの江戸時代」               森田 健司著    作品社

〇季刊 考古学163「埴輪からみた王権と社会」  Edited by 廣瀬 覚   雄山閣

〇季刊 考古学167「古墳時代の日韓交渉の基礎資料」

                        Edited by 山本 考文   雄山閣

〇「ヒュースケン日本日記」1855~61         青木 枝朗訳  岩波文庫

〇「中島戦闘機設計者の回想」               青木 邦弘著   光人社

〇「古河の歴史を歩く」        古河歴史シンポジウム実行委員会   高志書院

〇「茨城の歴史的環境と地域形成」           地方史研究協議会編  雄山閣

〇グローバリズムの破綻「対立の世紀」      イアン・ブレマー著   奥村 隼訳

                                  日本経済新聞社 





2024年8月26日月曜日

那珂市 額田神社






たまに利用する、額田にあるコーヒー豆屋さんの近くにあるので「額田神社」へも。

神社のホームページを拝見すると、神社名は「鹿嶋八幡神社」となっていて、俗称「額田神社」となっていますが、境内は「額田神社」名の方が圧倒的なようです。

祭神は「武甕槌命」と「誉田別命」で、本殿も二社あり最強の神々です。 以前には無かったと思う名板や剣九曜紋がありましたが、神紋と社紋とに分けているのでしょうか。
 

2024年8月22日木曜日

お盆過ぎの星神社古墳付近と

お盆が過ぎると、途端に虫の声が元気になったような気がします。 そして、日も短くなってきましたねの「星神社古墳」です。 台風が空振りだったおかげで稲も元気で順調です。


山田川を背にして見た、右から、星神社古墳と真ん中が小島の集落がある樹林。左端に見えるのが、梵天山古墳群がある島町の丘陵の一部です。それぞれ田んぼの中の島のようです。


そして、反対の西側から見た画像です。 左側にある星神社古墳と住宅が見えている小島町の集落です。 島の丘陵は写っていませんが、右側にあるのを想像してください。 以前にも紹介してますが、私はこの小島町に注目しています。 一か所、古墳の可能性がある地点があり、(私が勝手にそう思っている)数か所で土器片を採集していますし、梵天山古墳と星神社古墳とに挟まれたこの地に、何かあると考えるのが必然でしょう。