2025年11月20日木曜日

お世話になった方の葬儀




2012年2月の中野冨士山古墳発見から、古墳近くに居住されている鴨志田 清さんとのお付き合いがはじまりました。

その後、役所に出向いて古墳地点の地籍調査や、古墳測量調査に向けた墳丘の藪の伐採作業や測量調査時、墳丘の発掘調査時と折々において大変お世話になりました。 重ね重ねありがとうございました。            拝礼。


 

2025年11月18日火曜日

本当だろうか



 私の知人二人が執筆に参加している「歴史研究 特集 佐竹と常陸太田城」です。

この中で、イガレンジャー氏の文章の中に気になるものがあった。

「太田勝景誌という明治三十四年(一九〇一)に出版された書籍には、かつては、鯉沼という沼が城の東にあった。天然の水堀や灌漑の役割を果たしていたものと思われる。また、中世の伝承として岡田(常陸太田市岡田町)近くまで、海が入っていた(入海)とされる。太田城が海に接していた可能性がある。太田城は街道の要衝と水運を抑える拠点城郭だったのである。」

この岡田町やその西側に当たる地域の小沢町、磯部町、谷河原町、藤田町、そして梵天山古墳がある島町などは水田地帯が多く、海抜も似たよう高さになっている。

国土地理院の治水地形分類図を参考にすれば、久慈川とその支流も時代によっては流れを変えてきている歴史があり、島町付近の高台に上れば、久慈川の河口部が望める地点でもある。太田城まで海が迫っていたとすれば、中世においても梵天山古墳の付近まで海が迫っていた可能性も見えてくる。

ほんとかな?

2025年11月14日金曜日

私のルーツ展




常陸太田市にある梅津会館にて、企画展「私のルーツ」が開催されています。

佐竹氏第二十代当主義宣の重臣     大繩義辰

都々逸節の確立者           都々一坊扇歌

医者・農政家・北方探検家       木村鎌次

金砂田楽の祭主を千年以上務めた家系  古川家

水戸藩彰考館総裁           豊田天功

以上の先人の功績と資料が展示されています。  そして何より、ご子孫のご先祖に対する思いも展示されています。 見どころですね!

上の画像は、木村鎌次の北海道探検時の資料、アットゥシとご子孫です。
 

2025年11月12日水曜日

天心墓






北茨城市大津町五浦にある「岡倉天心墓」。 以前から訪れたいと思っていた天心墓です。

風光明媚な五浦海岸に六角堂などの近くにあり、周辺は見どころいっぱいです。

小さな古墳のようにも見えますが、東京巣鴨の染井霊園にあるお墓からの分骨だそうです。

お嬢さんの高麗子さんも(下のマウンド)この地に眠っています。
 

2025年11月2日日曜日

ひたちなか埋文だより


 ひたちなか市埋蔵文化財調査センターにお邪魔したときは、「埋文だより」の新刊をいただいてきます。 毎号中身の濃い冊子で、59号と60号は「ひたちなか海浜古墳群出土の人骨」の調査報告が掲載されていまして、その筋の専門の方のハイレベルな内容になっています。

他には、私も注目している大阪柏原市ある「高井田横穴群」も取り上げらています。  この地点は、横穴墓だけではなく「高井田古墳」も注目です。 そして、大和川を挟んだ対岸には、玉手山古墳群や津堂城山古墳を筆頭に古市古墳群が展開しており、まあ 注目だらけなんですけどネ。

そして、考古学協会会長 瓦吹さんの「私的茨城考古学外史ー遺跡・人 出会いと別れ」の連載もたのしく拝読しております。


2025年10月31日金曜日

ひたちなか 虎塚古墳と







 21日にお邪魔しました。 本当にしばらくぶりの「虎塚古墳」です。 見学しやすいように、きれいに整備されています。

虎塚を見た後は、ワンケースミュージアム65「海を臨む石棺墓」展を見学。

11年前の稲田氏の論考「イワキとヒタチ」のなかで、ひたちなかの太平洋沿岸に位置する古墳群を「ひたちなか海浜古墳群」していますが、この石棺墓群もその範疇に入っています。 論考の中では、イワキとのつながり強調されていますが、当然南方との関係性も示唆されています。  さかのぼれば十王台式から、太平洋を介在したそれらの基礎的なテクニックは、墓制はともかくある程度の範囲で構築されていたのではないでしょうか。 どうだろう?


2025年10月29日水曜日

2025 集中曝涼




パソコンを新しくして、データの移行やらもろもろを手間取って投稿ができませんでした。

2025年10月18日と19日に、恒例の常陸太田市で集中曝涼が開催されました。  私は、いつものように中野冨士山古墳保存会会長の塙さんからお誘いを受け、18日の午前だけ参加させていただきました。  気温が上昇するにつれて見学者も増えてきて、茨城大学の田中教授も学生の様子を見に来られて、さらに横倉さんも見えました。  もしかして、彼と会話するのは初めてだったかも。  もちろん地元の鴨志田Yさんもいらっしゃいました。

帰りがけに、梵天山古墳と星神社古墳の発掘調査で、ご一緒したOさんに会えるかなと思って星神社古墳の会場に寄ってみましたが、残念ながら不在でした。 また今度。


 

2025年10月14日火曜日

作山古墳と造山古墳


 画像は岡山県総社市の「広報そうじゃ」から拝借しています。

総社市にある「作山古墳」と岡山市にある「造山古墳」と、岡山県を代表する2基の古墳で発掘調査が進行中です。

「造山古墳は」、令和5年から断続的に調査を行っているということですが、遠いのでちょっと見学に行ってみるか、とはいかないのが残念です。

ちなみに、皆さんご存じでしょうが、「作山古墳」と「造山古墳」は、どちらも「つくりやまこふん」と読みます。 これらを呼称する場合、時には「造山古墳」を「ぞうざんこふん」と呼び、「作山古墳」と区別しやすくしています。


2025年10月10日金曜日

笠間稲荷神社





私が居住している地区の健康ウォークという行事があり、初めて参加しました。

全員が高齢者という男女38名が参加して、バスにゆられての笠間散策でした。 笠間稲荷神社にも立ち寄るということで参加したのですが、記憶にないくらいに久しぶりの笠間稲荷でした。
正面より、本殿がある裏門の方に見所がありました。 本殿そのものが素晴らしいですが、裏門にあったお狐様に子狐が抱き着いていて、おまけに狐塚もありました。
 

2025年9月30日火曜日

思い出のレジュメ


 私が茨城の古墳に興味を持つきっかけになったレジュメです。

2006年頃でしょうか、古墳時代に興味がわいてきて、図書館からそれに関する本を手当たり次第に借りてきて、読むようになりました。 主に西日本の古墳時代に関する本ばかり読んでいて、茨城の古墳についての知識はあまりありませんでした。そんなレベルだったんです。

それが2008年7月、たまたまネットで明治大学で「常陸の古墳群」というシンポジウムが開かれるというのを知って、恐る恐る出かけて行ったのです。 初めてリバティ・タワーの大きな教室に入ってみれば、研究者と思しき方達でほぼ満席で、素人の私はどうすればいいのか戸惑いながら、前の方の空いていたところに着席しました。

まず、大塚先生の昔話から始まり、次に茂木さんの水戸への〇口三昧の話に驚いて、最後に常陸太田の古墳は古いという話で終わりました。

その後は、各地域の研究者たちの発表があり、その時、名前は知っていても顔は分からなかった方たちの、顔と名前が一致しました。

「常陸の古墳群」と言っても、この時は限られた地域の発表でしたが、それでも私にとってはとても刺激的なひと時で、その後の茨城の前期古墳巡りのきっかけになったのです。

それからは、様々な方達との出会いがあり、常陸太田市の古墳と密接なつながりができ、発掘調査まで参加するという、趣味の領域で楽しくやることができて、ありがたいことだと思っています。




 
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2025年9月28日日曜日

今年も集中曝涼


 今年もやってきました。 常陸太田市文化財公開の恒例になっている集中曝涼です。

10月18日(土)・10日(日)に開催されます。(一部18日のみ公開の所があります)

私は、18日に中野冨士山古墳にお邪魔する予定です。

2025年9月25日木曜日

「水木浜2号墳」をめぐって



 日立市役所多目的ホールにて、某K氏による ー昭和22年水木での古墳発掘調査「水木浜2号墳」をめぐってー の講座発表がありました。

水木浜2号墳は、現在の水木1号墳に該当するのではないのかということから、その古墳から出土したとされる遺物が、いま日立市郷土博物館にて展示されるまでの顛末や、豊富な各遺物の内容を含めて、丁寧に解説していただきました。

この多様な遺物については、これからの調査研究がまたれますが、楽しみが増えました。

某K氏の90分以上の休憩なしの充実したプレゼンに、感謝申し上げます!

2025年9月21日日曜日

日立市郷土博物館 市宝展





20日からいよいよ始まりました、日立市郷土博物館 開館50周年記念特別展示「市宝展DX PART2」が開催されています。 展示については、私はどうしても 伝水木浜2号墳出土資料中心に目が行ってしまいますが、この資料は、某K氏とT・K・N研究会の方たちがご尽力されたおかげで、今回の展示にこぎつけたそうです。 ありがたいことです、ご苦労様でした。
 


その他にも、伊能忠敬に先行して作成された日本地図や神峰神社での風流物見物の群集のすごさも、お宝映像なのかもしれません。
 

2025年9月19日金曜日

奮発した


 普段は、図書館が私の書庫なのですが、どうしても読みたい本で、その書庫に無い場合は買うほかありません。

だから奮発しました!

以前ある人物から、古墳を勉強して何の役に立つの、と言われたことがありました。

まあ、とても効き目の穏やかな漢方薬のように、少しは世の中の役に立っているんじゃないのかなと思っています。  あと、私の思考力が少しは向上しているかもしれません。

2025年9月12日金曜日

東海村発足70周年特別企画展





 ということで、「東海村歴史と未来の交流館」にてー東海村から届いた招待状ー「時間旅行へようこそ」展が、来年2月まで開催されています。

やはり、人物埴輪が注目されますが、個人的には前期古墳出土の土器も見たかった。