2025年4月20日日曜日

受け継いでいく


 兄の書棚にある書籍を全部受け継ぐことはとてもできないので、とりあえず、この二冊は持ち帰りました。 白川 静さんの作品「字統」と「字訓」です。

兄は高校生の頃から難しい本を読んでいるなと思っていましたが、今の私の興味と重なるような、本居宣長などの全集もあり、今更ながら、私の先を行っていたんですかね。

2025年4月15日火曜日

石名坂 北埜神社と石碑



先月、家族とともに石名坂の国道6号線と旧道との間にある「いづみや石名坂店」で鍋焼きうどんを食した。 はじめて訪れてみたけれど、とてもおいしかった。 そこで、配膳されるまで、窓の外を見ていたら、 旧道脇のブロック塀の中に石碑があるのが見えた。 この前の道路は何度も通っていたけれど、存在に気が付かなかった。 食後、そこまで行ってしみじみと観察してみると、石碑は摩滅していて、形も文字があるかもよくわからないけれど、地元の方がお祀りしていることは分かった。 そして、回れ右して180°反対方向を見てみると、6号国道の向こうに鳥居が見えた。  これまた、今まで気が付かなかった。  石碑からは一直線に並んでいるようにも見えて、神社へ続く参道になっているのだろうか。 この地点は、常陸太田方面から来ると石名坂を登り切った地点で、なんか曰くありそうな気もしてくる。


 



6号国道を横切って緩い坂を上っていくと、「北埜神社」が有った。 祭神は菅原道真。創祀は不詳となっていました。  大甕神社と違って目立たない神社ですが、多賀山地のはずれと言っていいのか、低地にある常陸太田市と古い地層の上にある日立市との境界線にあるといったような、そんな意味が込められている神社なのかもしれません。 内容は不詳でも祀られている石碑との関係性があるのかないのかも気になるところです。
 

2025年4月10日木曜日

周辺と星神社古墳

常陸太田市中野町の丘陵手前にあるしだれ桜。 今年も目立っていました。


「星神社古墳」周辺の田んぼでは、田起こしが始まっているようです。



この星神社古墳、今回の調査で気が付いたことが一点。 以前から十王台式土器が表採されない古墳でしたが、墳丘裾に入れたトレンチからもほとんど出土しない、十王台が希薄な古墳だということ。 中野冨士山古墳から始まった発掘調査では、ことごとく十王台を見ることができました。 周辺の日当たりが良くて、ちょっと高台になっている地点でも、だいたい十王台を見ることができます。  十王台との親和性がないこの古墳の特徴は、築造時に盛土の選別なども有ったの無かったのか、考慮する必要があるのかな?
 

2025年4月8日火曜日

読書は永久に不滅です


            奮発して購入した、東京国立博物館の図録。

〇「コロナ後の世界」

       ジャレド・ダイアモンド、ポール・クルーグマン、リンダ・グラットン

       マックス・デグマーク、スティーブ・ピカー、スコット・ギャロウェイ

                          大野 和基編  文春新書

〇「コロナ後の未来」

       ユヴァル・ノア・ハラリ、カタリン・カリコ、ポール・ナース

       リンダ・グラットン、リチャード・フロリダ、スコット・ギャロウェイ

       イアン・ブレマー          大野 和基編   文春新書  

〇「海洋・内海・河川の地域史」 茨城の史的空間

                         地方史研究協議会編  雄山閣 

〇「常陸国一之宮 鹿島神宮の研究」

                           森下 松壽  茨城新聞社 

〇「地方豪族の世界」 古代日本をつくった30人 

                           森 公章著   筑摩選書

〇季刊考古学164「キリシタン墓研究と考古学」

          Edited by 小林 義孝・大石 一久・田中 裕介   雄山閣

〇「尊王攘夷 水戸学の四百年」             片山 杜秀著  新潮選書

〇「茨城人のルーツ」 茨城新聞連載                  茨城新聞社

〇「磯田道史と日本史を語ろう」             磯田 道史著  文春新書

〇「考古学者が発掘調査をしていたら怖い目にあった話」

             大城 道則、角道 亮介、芝田 幸一郎  (株)ポプラ社

〇「水戸の十字架」                  小林 文華著  茨城新聞社

〇「歴史の鑑定人」 ナポレオンの死亡報告書からエディソンの試作品まで

        ネイサン・ラーブwithルーク・バール  冬木 恵子訳   草思社

〇「ケマル・アタテュルク」 オスマン帝国の英雄・トルコ建国の父

                        小笠原 弘幸著    中公新書

〇「スパイと嘘」世界を欺いた中国最大の秘密工作

     アレックス・ジョスキ著  峯村 健司解説  奥山 真司訳  飛鳥新社

〇季刊考古学162「鉄の考古学・最新研究の動向」

                      Edited by 村上 恭通   雄山閣

〇季刊考古学166「考古学とDNA」

                      Edited by 藤尾 慎一郎  雄山閣

〇「技術革新と不平等の1000年史」上

   ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン 鬼澤 忍・塩原 通緒訳 早川書房

〇「技術革新と不平等の1000年史」下

   ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン 鬼澤 忍・塩原 通緒訳 早川書房

〇国立歴史民俗博物館研究報告 第229集

       「考古学データによるヤポネシア人の歴史解明」     藤尾 慎一郎編

〇国立歴史民俗博物館研究報告 第211集

       「古代東アジアにおける倭世界の実態」          上野 祥史編

〇「日本外交の劣化」 再生への道             山上 信吾著  文藝春秋

〇「現代中国を知るための54章」 第7版         藤野 彰編著  明石書店

〇「考古学史の人びと」                  斎藤 忠著   第一書房

〇「フルベッキ伝」                   井上 篤夫著  国書刊行会

〇「今こそ韓国に謝ろう」                百田 尚樹著   飛鳥新社

〇「自然・文化・そして不平等」国際比較と歴史の視点から

                  トマ・ピケティ著  村井 章子訳  文藝春秋

〇「敗戦とは罪なのか」 オランダ判事 レ・リンクの東京裁判日記

                           三井 美奈著  産経NF文庫

〇「日本古墳文化論」  ウィリアム・ゴーランド著

                上田 宏範 校注・監修  稲本 忠雄訳  創元社

〇「世界中の翻訳者に愛される場所」            松永 美穂著   青土社

〇「ハノイの熱い日々」 元駐在員ら26人が語る とつておきのベトナム話

   坂場 三男・守部 裕行・那須 明 編著   カナリア・コミュニケーションズ

〇「THE BAND 流れ者のブルース ザ・バンド」

             バーニー・ホスキンズ著  奥田 祐士訳    大栄出版

〇「ぼくはただ、物語を書きたかった」

                ラフィ・シャミ著   松永 美穂訳   西村書店

〇「前方後円墳」増補新版                上田 宏範著   学生社

〇「ことばの番人」          高橋 秀美著    集英社インターナショナル

〇「漢字は日本語である」                小駒 勝美著   新潮新書