2025年12月21日日曜日

忘れていた文章 1



 上段画像は、2010年当時金砂郷小学校保管の埴輪です。 2022年3月に小学校は廃校となり、現時点で私はこの埴輪の所在を把握していません。

下段の画像は、2011年3月の大震災で星神社古墳の後円部にあった社殿が倒壊したため、再建に向けて社殿を取り壊した状態です。

10月にパソコンを買い替えたおり、バックアップ用の外付けHDDに入っていた画像などを、しばらくぶりに確認したところ、懐かしい画像とともに存在を忘れていた文章が出てきました。

それは、上の画像の事象と中野冨士山古墳の発見がきっかけで、当時国士舘大学教授の 井 博幸氏 との共同調査研究が始まりました。 その成果を共著として「婆良岐考古 第35号」へ発表することになり、その下書きとして書いた文章でした。 ただ、紙幅の関係も考えずに書いた私の拙い文章ですから、井氏も困ったと思いますが、上手く要約していただいて掲載されました。

その忘れていた文章が出てきたのですが、まあ、当時は毎週のように活動していましたから、私の一つの画期になる文章なのでしょうか。 懐かしい思い出です。

興味のある方は以下次回をご覧あれ。 

2025年12月14日日曜日

考古学研究会 第67回東京例会



13日、駒澤大学にて開催されました、考古学研究会の第67回東京例会「古墳成立期の東関東の諸相」 ~常陸太田市梵天山古墳・星神社古墳の調査成果をめぐって~ に参加してきました。

田舎者の高齢者には鬼門の渋谷駅をクリアしなければならない駒澤大学。 行きはヨイヨイ帰りは駅に入るのにも大渋滞で大変だった。 人手不足と言ってるけど、ありゃ嘘だな!東京にはいくらでも人がいるもの?

研究会は、発掘調査後の研究検討も道半ばなので、あくまで試論であるとの前提で始まりましたが、広瀬和雄先生がある意味重鎮としてのいい味出してました。 私は久しぶりの研究会だったので、少々疲れたましたが、なんだか少しは頭が良くなったような。

2年後に出る予定の調査報告書ですが、ゲストで発言した東海大学の某先生の個性的な内容に負けないよう、執筆者の皆さんには思う存分書きなぐっていただきたい。 期待を込めて‼


 

2025年12月8日月曜日

上侍塚北古墳現地説明会








昨日、栃木県大田原市にある上侍塚北古墳の現地説明会に行ってきました。

今までに上侍塚古墳、下侍塚古墳の現説が行われてきましたが、私は参加してこなかったので、最後の機会なのではと思い行ってきました。

この地にある3基の前方後方墳は近地に築かれてれており、調査の結果も似た様相なのかと思いながらやってきましたが、 否!!   葺石なし、土器が少ない、前方部が非対称なようだ、後方部に褐色粘土の塊を積み上げているようだ、などなど。                あきらかになった部分もあれば、今後の調査進展と検討が必要になった部分が多分に出てきてしまったという状況だと思いました。

説明者の話を聞いてると、なんかこの古墳がこの地の前方後方墳のプロトタイプなんじゃないのかなと妄想してしまいましたが、今後の進展が楽しみです。


 

2025年12月5日金曜日

落ち葉のなかの星神社古墳





             落ち葉まみれの星神社古墳です。

3月で発掘調査が終わり、もう師走になってしまいました。  う~ん 速いな~!

まあ、13日に駒澤大学で行われる研究会に参加させていただき、その成果を拝聴して今年も終わりの気分になっていくんだろうな。 うん。

 

2025年12月2日火曜日

再訪 琯沚神社







高萩市高戸の浜から北方へ400mほどの所にある「琯沚神社」。

この地点は、茨城県遺跡地図に「高戸横穴」として登録されています。 この神社、凝灰岩を彫りこんで整地したところに建てられています。  すごいですね!

10年ほど前からか、海岸線近くにある古墳を海浜型古墳と呼称することが定着してきましたが、ここにある横穴墓群も海浜型でしょうね。 そうであれば、さかのぼって大洗町にある髭釜遺跡や一本松遺跡なども十王台式から続く海浜型住居跡と呼んでもいいのかも?
 

2025年11月29日土曜日

図説 茨城の城郭4を参考に 2




高萩市高戸の浜の対面にある丘陵が、青木さんによると「高戸南城」があるとなっている。

高戸の浜の奥にある駐車場の脇から藪に突入し、急斜面を登っていくと、マウンドがあった。

この地点は、茨城県遺跡地図ではノーマークになっている。 36.3mのピークが古墳らしい地点になっているが、私には古墳かどうか判断できない。               これが古墳だと判断されたら、新発見なのかもしれない。

この丘陵付近には、高戸摩崖仏、高戸岩陰遺跡があるとなっている。

今回本当に久しぶりに「藪漕ぎ」を行いましたが、急斜面を上り下りし、帰りには方向を見失い、海岸線の絶壁の上に出てしまったりと、冷や汗をかき感覚も肉体的にも衰えたなと実感しました。 あらためて、青木さんをはじめヤブレンジャーさんの活動のすごさを思い知らされました。 知人のイガレンジャー氏は単独行動が多いようなので、くれぐれも怪我のないように気を付けていただきたいです。  ありがとうございました。
 

2025年11月28日金曜日

再訪 佐波波地祇神社




せっかく大津に来たので、御朱印を頂こうと「佐波波地祇神社」へ。

残念ながら、宮司さんが不在なようでいただけませんでしたが、眺めがいいです。

この地一帯は唐帰山遺跡となっていて、平成6年に調査されているようです。さらに、境内には「亀塚」という塚もあります。