北茨城市 大北川河口部の天妃山と呼ばれている所にある「弟橘媛神社」。この神社がいつの時代までさかのぼれるのかと調べてみれば、野口鐡郎、松本浩一氏による「磯原天妃社の研究」(私家版1988)に詳細な内容が記述されていました。大津、平潟だけではなく、過去にはこの大北川河口部も漁業、海運の拠点だったんですね。「松岡地理誌」から引いた文章からは「海運守護ノ為、光圀公建立セラレ元禄三年庚牛七月二十六日始テ此山ニ安置セラル(割注略)常燈ヲカカケ漁船ノ目当トナス」とあり、海上安全を祈願するまさに「Light house」的機能を持つ天妃社なのでしょう。
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