2023年11月30日木曜日

鹿嶋市 竜蔵荒句古墳群





 鹿嶋市清水にある「竜蔵荒句古墳群」。 すごい名前の古墳群です。円墳が10基の古墳群となっているようです。 これが地名のようで「りゅうぞうあらく」と読みます。

上段画像の藪の中にあるはずです。 知人のイガレンジャー氏のように通年藪に入るような真似はできません。10年前だったら入ったかもしれませんが、今や私は高齢者です。

さて、この古墳群の位置は、国道51号線から西へ少し上った所にあり、海岸線までは約850m、アントラーズのサッカースタジアムまでは約1,7kmほど。

そして、国道からの入り口の両脇にはお堂と神社があり、古墳群との関係性は有るんでしょうかね?

鉾田市から鹿嶋市までの海岸線を見てくると、大洗町から北茨城市までの海岸線との状況の違いが一目瞭然です。前者は太子塚古墳付近からこの地までおよそ25kmの区間は、古墳やその他遺跡の空白地帯と言えるのかもしれません。

以前、シーカヤックでの航行実績から、鹿島灘の海上交通について珍説を開陳しましたが、まったくの誤りだったことが明らかになりました。  お詫び申し上げます。

2023年11月29日水曜日

鉾田市 厳島神社







 鉾田市子生にある「厳島神社」。 この神社の参道脇に太子塚古墳があるわけですが、この神社、広島の厳島神社から分霊されているとのこと。 それにしても、珍しい景観だと思います。

ここから南へ600mほどの所に、「子生古墳」があるとなっていますが、見つけることが出来ませんでした。 円墳だそうで、今の時期藪入りはしたくないです。

鉾田市 太子塚古墳





 鉾田市子生(旧旭村)にある「太子塚古墳」。 方墳となっていてその他不明。

国道51号線沿い、厳島神社の参道を入ってすぐのところにある。 名前の由来が分かる石碑があり、嘉永六年となっていました。 ここから海岸線までは、約1km。

茨城県遺跡地図を参考にして、鉾田市から鹿嶋市にかけての海岸線にある古墳を見ようとやってきたわけでが、地図を見てみると、旧旭村には古墳やその他の遺跡もちらほらと有るようですが、旧大洋村から鹿嶋市にかけての海岸線には、古墳も遺跡もほとんど無い状況だと分かります。 さらに、澤尻、荒地、冷水などの地名も散見出来ます。

2023年11月28日火曜日

提砥について


 画像は、私が撮影したもので常陸太田市教育委員会のY氏の了解を得て載せています。 

これは、2021年12月に発掘調査した、常陸太田市島町にある「梵天山古墳」の東側、畑として使用している地点のトレンチから出土した石製遺物です。

これについては、当初から砥石だろうとの見解になっていましたが、私はこれについての知識がありませんでした。 そこに、参考になる掘 哲郎さんの論考に行き当たりましたので、その一部を掲載させていただきます。 

〇「馬の考古学」監修 右島 和夫  編集 青柳 泰介 諫早 泰介  菊池 大樹 

                     中野 咲  深澤 敦仁  丸山 真史

                           雄山閣  2020年2月

                                           

    「南東北の馬文化」 堀 哲郎  P235~P236

日本列島における砥石は金属器の使用と共に出現しており、古墳時代になると広く普及したモノの一つである。砥石には大きく分けて2種類あり、一つは工房などにおいて金属器の調整や仕上げに使用するもので、もう一つは刀子などを研ぐために携帯するものである。後者は上部に穿孔して金具や紐によって腰に吊るされたと考えられており、この携帯用砥石が提砥(さげと)である。堤砥はまた、実用的なものと装飾的なものに分類でき、後者については佩砥(はいと)とも呼ぶ。東アジアにおける佩砥(提砥)文化については新石器時代の中国まで遡るとされており、日本列島のおける佩砥文化は古墳時代中期に朝鮮半島との関わりの中で渡来系文物の一つとしてもたらされた可能性が高い。

ところで、日本列島における古墳時代の佩砥文化研究については、あまり顧みられてこなかったようで、入江文敏氏(*)の研究が嚆矢と言える。入江氏は朝鮮半島と日本列島の古墳から出土した提砥を比較・分類した。入江氏はまた、日本列島のおける古墳出土の提砥は、佩砥文化の招来から間もなく政治的に重要な位置にあった人物が身分表象のための装飾品として採用するものの、時期が降るにしたがって使用痕が目立つようになることから、その頃には招来当時の佩砥の意味は失われていたと指摘している。

* 入江文雄 1998「佩砥考」 網干善教先生古希記念 考古学論集 上巻

                   網干善教先生古希記念論文集刊行会

以上、笠間市教育委員会の堀 哲郎さんの論考の一部を借用させていただきました。 この提砥は群馬県の金井東裏遺跡でも出土しているようですが、インターネッで検索してもこの提砥についての情報は少なく、これからの研究の進展に期待したいです。        それから、常陸太田市ではもう一つ可能性があるモノが出土しています。


2023年11月27日月曜日

霜月からもうすぐ師走





 例年より暖かい日々が続いています。 とは言っても、もうすぐ師走。

さすが色づいてきました「星神社古墳」の木々。

この古墳にも来年は進展があるようです。   

2023年11月24日金曜日

浮島



 上段画像は、スタンフォード大学が公開している明治36年測図地図です。 下段画像は国土地理院が公開している地図です。  どちらも、茨城県稲敷市の浮島です。

この浮島は、常陸国風土記に「四面絶海にして、居める百姓、塩を火きて業と為す。」と書かれている地点です。 私はそれを、ああそうなんだぐらいにしか考えていなかったんですが、明治36年地図でこんな具体的な形を見ることが出来て、新鮮な思いがあります。
この浮島にある独立丘陵には、ご存じ「原古墳群」があり、先日、原1号墳の遺物を見てきたばかりです。



2023年11月20日月曜日

やる気があれば出来るんです!


 画像は、奈良市教育委員会文化財課埋蔵文化財調査センターの村瀬 陸さんの研究から拝借しています。


クラウドファンディングで集めた予算で、佐紀古墳群のレーザー測量を行って、その成果をまとめた報告書が公開されていることを、今日になって知りました。 おそいな~!

「佐紀古墳群

     航空レーザー測量調査  速報成果資料集」

                   2023 研究者代表  村瀬 陸

前方部にも何かありそうな古墳など、鮮明な画像をありがとうございます! です。 


                                

  

2023年11月14日火曜日

日立市 舟戸山古墳測量したみたい








日立市久慈町にある「舟戸山古墳」。8月から9月にかけて、茨城大学が測量調査を実施したと、遅ればせながら知りました。 西の妻古墳に続き、日立市の古墳を調査していただいて、ありがとうございます! と言う心境です。 発掘調査までいくのか、どうなんでしょう。 
下段画像の傾斜量図を参考にすると、この古墳の後円部はだいぶ変形しているようです。
 

2023年11月8日水曜日

上高津貝塚ふるさと歴史の広場 第26回企画展 5





 つくば市にある「水守桜塚古墳」と桜川市にあった「狐塚古墳」です。 水守小学校までは行ったことがあるんですが、桜塚古墳は見逃しています。残念!    私は古い人間なんで、桜川市ではピンと来ないんですね、旧岩瀬町です。

前期古墳では出土例が少ない短甲が出土している「常陸狐塚」の調査報告書には、協力者として、常陸太田市の高山塚古墳の調査時に御一緒させていただいたT先生のお名前があり、そしてその短甲については、滝沢誠さんが茨城県史研究に論考を発表しており、古墳時代前期の方形板革綴短甲だとされています。 いずれにしろ、東日本では希少な短甲を持つ重要な前期古墳だということだと思います。

そして他にも「勅使塚古墳」、「丸山1号墳」、「佐自塚古墳」さらに大洗町の「磯浜古墳群」などの展示もあり、充実した内容だと思いました。  感謝です!


2023年11月5日日曜日

蕎麦を食べに行ったけど





昨日は、久しぶりに 家族そろって蕎麦を食べようと、常陸太田市にある某有名店に来てみれば、数十人がお待ちでした。 私一人だったら即退散しますが、並んで待つとなりまして、順番が来るまでと、星神社古墳と梵天さんへご挨拶。
梵天さんの蕎麦の刈り入れはもう少しのようでした。


2023年11月3日金曜日

上高津貝塚ふるさと歴史の広場 第26回企画展 4






 今回の企画展の主役でしょう、土浦市にある「王塚古墳」と「后塚古墳」です。

初めて訪れたときに、虫に刺されて腕が腫れあがったのを覚えています。

土浦市教育委員会と筑波大学考古学研究室とが、合同で発掘調査をして報告書が出ていますので、詳細はそちらを見ていただければと思います。

2023年11月2日木曜日

上高津貝塚ふるさと歴史の広場 第26回企画展 3






竜ケ崎市にあった「桜山古墳」と稲敷市にある「原1号墳」です。

桜山古墳については私は認識していませんでした。教育財団が調査しているようです。

原1号墳については観察したことがありますが、竹藪のなかに埋もれていたように、おぼろげに覚えています。 旧鉾田町にある大上古墳群の状況に似ていたような?