2021年5月10日月曜日

海岸線を見ながら考えてみる





 画像3段目までは、日立市にある小さな会瀬漁港からの眺めです。ここも部分的ではありますが堤防が造られています。 そして、南方面に視線を移すと、久慈川河口部にあるLNGタンクやひたちなかの火力発電所からその先までも見えてきます。

下段画像は、冒険家の鈴木克章氏のブログ「ひるまのながれぼし」から拝借した、彼が鹿嶋市沿岸をシーカヤックで航行しているものです。右に風力発電装置が見えています。

彼は、2011年の10月から2015年の8月までかけて、故郷の浜名湖を出発点として、時計回りにシーカヤックを使った日本一周を行っています。そして、茨城県からの日程を見ると、2015年4月27日 鹿島灘。 4月30日 鹿嶋市。 5月1日 利根川河口。 5月3日 犬吠埼をそれぞれ通過しています。 彼は、youTubeに動画をアップしていて、それを見ると、天候に恵まれて波穏やかな航行に見えます。

これらを参考にすると、喫水の浅い舟は座礁の心配もなく、海岸線を見ながら、ひょっとすると、沖合と海岸線とは海流の違いがあるのか、冒険的航行ではなく比較的安全な航行ができるようです。 これをもって、古墳時代海上交通が、太平洋の銚子沖を安全に航行できたとするのは早計な事でしょうが、それなりにでも行き来できた可能性は担保しておく必要があるのではないでしょうか。

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