常陸大宮市泉字根本にある「根本古墳群」。 「続 常陸の古墳群」の萩野谷悟氏が担当した「常陸大宮市域の古墳群」と佐藤政則氏の「久慈川流域の前方後円(後)墳」を参考にさせていただく。
佐藤氏は「根本塚古墳群」として円墳3基と前方後円墳から構成される。この古墳群は、大宮町史と少し異なる部分もある。すなわち、大宮町史では遺跡番号が付してなく、地図上に前報後円墳が200m程ずれて存在している。 我々が確認した時点では、台地の縁辺にあり、しかも高さ1.5m、全長20m程の前方後方墳と確認した 後略、とある。
萩野谷氏は「2基の円墳で構成される古墳群で、 中略 過去に測量調査がされているが、古墳かどうかを含めて再検討の余地があるように思う」とされている。
画像はその1基と思われるが、佐藤氏と萩野谷氏とで見解の違いがあり、そのあたりは、周辺の宅地化された状況からうかがうことは困難なのかもしれない。
この台地の北東方向久慈川縁辺に「いずみちゃん」が出現した泉坂下遺跡があり、常陸大宮の注目地域でしょうね。
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